古い愛知時計の柱時計です。
一級時計修理技能士の時計店にて完全調整、オーバーホールを2月22日に実施しました。
ゼンマイを巻くと1週間はもちます。
その間にゼンマイを巻いてください。
又、古いゼンマイ式の振り子時計の特徴として、鐘の音の数が増えていきます。
これは故障ではなく、この時期の時計の部品によるズレが生じるためです。
6時に6回鐘が鳴り、7時に7回鳴ります。
ある時から8時に9回鳴り、9時に10回となり1回づつ多く鳴ってしまいます。
これは故障ではありません。
10番目最後の画像を見て頂き、文字盤の数字の7の下の位置の棒を下から上に押すと1回押すごとに鐘の鳴らす数を調整できます。
この時期の古時計はこの棒で鐘の音を調整します。
この棒についてもちゃんと機能しております。

文字盤のガラスも3ミリガラスの新品と交換しました。
振り子部分のガラスは当時のままのガラスです。

古い時計ですのでキズがそれなりにございますが、キズも暖かみを感じるほど味わい深い時計です。

とても温かな♪キンコーンという音がします。
高さ50cm
正面横幅24cm
奥行き11cm

見にくいですが中の部品は全て磨きを実施しています。
中の部品は古いですが大変きれいな状態となっています。
画像6をご覧下さい。